はじめに説明が40分
30分は実際に参加者で新喜劇の笑いの王道、「ノリとツッコミ」のいきなりの即興ワークショップ。
しかたなくヤクザ役で参加しましたが、恥ずかしい!
でも、みんな何とかやっちゃんうんです。
それも楽しそう。
いきなりのアドリブでやらされるこちらはドキドキですが、どこに行くかわからないナビゲート役の砂川さんは、
もっとヒヤヒヤのお疲れだったろうな、なんてことは、余計な雑念。
京都のぶっ飛んでる村上先生が運営するキミヤーズ塾の青年たちも砂川さんの指導を受けてきた子どもたち(青年と言ったほうがよいですが)も、生き生きしていて、堂々としていて、人生を楽しんでいるのがすごくよく伝わります。
それはどうしてかなあと、ずっと考えています。
1つ言えることは、喜劇は療育ではない、いや、療育として喜劇を受け止めないで、と言いたい。
喜劇を療育の一環だと捉えた瞬間、人の輝きは一気に失せるはず。
そんな気がするだけかもしれませんが。
この日、教わったのはツッコミの「天丼」
なるほど、これは覚えて使おう!
気になる人は自分で調べてください。
さて、以下の催しは、砂川さんがプロデュースされたという
「ナガタ喜劇塾」の発表公演です。
自立生活福祉事業所のエコール神戸の青年たちや卒業生が出演。
主役をする予定のU君ののびのびでの即興劇は最高でした。
言葉では上手く伝えられませんが、長田まではちょいと遠いですが、関西にお住まいの方は必見の価値ありだと思います。
写メを撮るのを忘れましたが、昨日の交流会は14名くらい来てくださり、開催のしがいがありました。
3時間半が経っていたような。
親の会の交流会は、安心して喋れるので、
昔昔、保育所での発達に関する講演会のポスターを担当して描いた事があるのですが、
泥は、
タンスの裏側に走り書きでいっぱい書かれた親への文句を見るたびに苦笑しています。
見方を変えれば、こういう発散の仕方が出来ていることは好ましいわけだし、
そんなわけで、なんといっても経験交流は貴重だと思います。
本やネット、各種のセミナーでは知り得ない具体的な育ちのプロセス。
子どもが大きくなって独り立ちしている親御さんだって、
また一応は育てあげて、随分成長したと思う事も多いけど、
そんなこんなで異年齢親集団の支え合いは続くのです。
小さな会社だけど、役員2名以外の9名の従業員は、全員障がい者雇用。
身体、精神、発達障がい、それを可能にしたのは社長の見事で優しい柔軟な発想の転換。
一人一人の特性や状況に応じた勤務時間の設定やルール作り
実に細やかで、優しい。
仕事場の雰囲気が良いのは当然だ。「出来上がった仕事が同じなら、障害の有無は関係ない」「障害者雇用を狙って運営してきたのではない。一緒に働きたいなと思って採用してきた結果だ」「人の成長なくして企業の成長も発展もない」奥脇社長の物事の本質を見抜く柔らかな視点の言霊の数々。
当事者として一緒に話をしてくれた従業員のUさん。
パワポで生育歴から現在までをコンパクトで明確に示しながら、とつとつと話してくれる。
話し言葉は彼女なりのペースで話してくれるので、私のようなせっかちなタイプは待つのがちょっと辛いが、はじめにそのことを説明してくれたので、待てる。
それに、待てば要点はちゃんと伝えてくれる。
奥脇社長は、新入社員には、必ず、はじめに自己紹介のパワポを作らせ、そこに自分の得意と不得意、配慮してほしいことをアピールさせるという。
肯定的な自己理解とはなんだろう。
等身大の自分をありのままに見つめられることに尽きるだろう。
世間を気にした見栄はプライドではないと思う。
プライドとはなんだろう。
できないことや苦手な事を黙っていて、失敗経験を積みすぎては、就労継続は叶わない。努力で出来るなら、苦労はしないし、診断名もつかなかったはずだ。
もっとも昨今は診断がややこしいケースも多いので、対応は難しいし、クローズで働いて成功している人も当会にも少なからずいる。だが、その苦労は周りが予測する以上だと思っていた方が良い。
せめて親や家族はその生き辛さは理解してやりたい。
わかっていても、クローズ就労を選択する時は、それなりの事情もある。できないことや出来るようにするための配慮を本人が言えることで、周りがそれを受け入れて支援するから、自信がついて、時には不得意も軽減する。さらに、自分の精神状態を客観的に測り、見える化して自己体調管理を出来るSPISも就労継続には必須アイテムのようだ。
SPISは奥進システムの目玉商品かもしれない。
あちこちの事業所でも使われているらしい。
講座では、個人が使えるのも紹介してもらった。
個人的には、効果的なダイエットアプリも同じような発想で作ってもらえるとありがたい。(切に願う。。。)
Uさんは口頭での言葉のやりとりの速度や反応はゆっくりだが、メールでのやりとりは秀逸らしい。
だから仕事はできる。
また、相手方の会社の人ととの打ち合わせなどには、上司が付き添い一緒に打ち合わせをする。チーム支援という事か。
さて、素晴らしい働きやすいきめ細かい配慮をしてくれる企業は非常に少ない。
いつも、当会では、よだれが出るような好事例を発信しているが、その幸運に預かれる事が少ないのは当然だ。みんなが奥進システムさんに就職できるわけではない。
では、私たちに出来る事は何だろう。一人一人がその立場で考えてもらいたい。
今回は、多くの方に関心を持ってもらえ、ほぼ満席。 社長と従業員のUさんのお話は1時間強で、後は質疑応答。
途絶えることがない質疑が出て、実り多い会となりました。
参加された方々と、お忙しい中でも、快く講座を引き受けてくださった奥脇社長とUさんには感謝でいっぱいです。
最後に、無料配布されているというネットで出来るサポートブックを紹介させていただきます。
成長とともに変化するサポートブックは更新がしやすいネットアプリがおススメです。
障がいがある子の親亡き後の支援も含めたエンディングノートのアプリ作成もよろしくと勝手なお願いもしておきます。
うぇぶサポ